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『はぁー』と『ふぅー』の違い


2017年3月3日(金)





教室の温度と湿度を計るために温湿計を置いているのですが、生徒に「これって、湿度を上げることができるの?」と聞かれたので、「息を吹きかければ上がるんじゃない。」と答えたところ、さっそく手に取って行動を開始しました。

初めは息をはぁーはぁーと吹きかけていたのですがあまり湿度が上がりません。その時に生徒が「あまり上がらないね」と言うので、「息をふぅーと吹きかけてみて」とアドバイスしてみたところ、見事に上がりました。



頑張ってここまで上げたのですが、100%にはならなかったようです。
今は乾燥していてセンサーに付着した水分がすぐに蒸発してしまうために、これ以上は上がらないのでしょう。

でも最初はここまで上がるとは思っていませんでした。
先入観を持っていない子供ならではの偉業ですね、感服しました。

話は変わりますが、以前に夜間の飲酒運転の検問に会った時に警官から、「ここ(アルコール検知器)に息をふぅーと吹きかけてください。」と言われたので吹きかけたところ、「違います、ふぅーです。」と返されました。
初めは何のことやらわからなかったのですが、冷静に考えてみると私は息をはぁーとかけていたのです。

それでは『はぁー』と『ふぅー』はどう違うのでしょうか?

『はぁー』はかじかんだ手を温めるときのように、口を大きく開けてのどの奥の方から息を出す感じで、『ふぅー』は熱い麺類を冷ますときのように、口をとがらせて唇の先から息を吹きかける感じです。
要は温めるときには『はぁー』で、冷ますときには『ふぅー』と吹きかければいいのだと思います。

今回は奥の方にあるセンサーに息を吹きかけるために、『はぁー』ではなく『ふぅー』が正解だったようです。